Project M Annex

日本近代文学・比較文学・表象文化論の授業や研究について、学生や一般の方の質問を受けつけ、情報を発信します。皆様からの自由な投稿を歓迎いたします。(旧ブログからの移転に伴い、ブログ内へのリンクが無効になっている場合があります。)

横光利一文学会第11回研究集会案内

◎日本近代文学会北海道支部例会(合同)

■日時 2010年8月28日(土) 13:30開会
■会場 北海道大学W講義棟 W409会議室


特集 : モダニズムのボーダー

○開会の辞
日本近代文学会北海道支部長  片山晴夫

○研究発表 
総合司会 梶谷 崇
「不行儀」の行方―横光テクストにおける恋愛とモダニズム
芳賀祥子 (お茶の水女子大学大学院)

 <音>をめぐる係争―横光利一の「罌粟の中」を中心に―
韓然善 (北海道大学大学院)

 『旅愁』における〈非合理〉の他者
舘下徹志 (釧路工業高等専門学校) 

○講演

横光利一の故郷意識―「梶」と「矢代」をめぐって―

神谷忠孝 (北海道文教大学) 


○閉会の辞
横光利一文学会代表  茂木雅夫


→横光利一文学会
→日本近代文学会北海道支部

(趣旨は「続きを読む」をクリック) 【運営委員会より】

第11回研究集会は、日本近代文学会北海道支部との共催により、北海道大学で開催いたします。特集「モダニズムのボーダー」は、これまで文学史の中で自明視されていた対立軸を、〈モダニズム〉という現象の中で生成された様々なボーダーの偏差と捉え、新たな切り口を見出そうとするものです。横光利一や同時代の作家達は、モダニズムの巨大な流れの中の「新感覚派プロレタリア文学」「純文学と通俗小説」「日本と西欧」等のボーダーを自らの問題として受けとめ、自らの立場を選択したのです。このような巨視的なパースペクティブの中で〈モダニズム〉を問い直すことが、今回の特集の趣旨です。発表内容につきましては八月初旬発行予定の『予稿集』を御覧ください(今回の題目は「仮題」です)。