見えるもの・見えないもの
見えるものと見えないものの区別は、フレーム、シナリオ、カテゴリー、境界などに関わります。これらの介在・関与が、見えるものと見えないものとを区別している。つまり、見えるものを見えるようにしているのです。
映画・写真・絵画などが、それとして認知される基底を提供するものは一つではありません。フレーム(枠)はその一つです。それは、対象をその外部と区別する境界を形作り、それによってそれはそれとして見えるのです。
言葉や文芸も、実はそうです。言葉の意味は、それを理解するフレームによって、それとして理解されます。フレームが異なれば、意味も異なってきます。極端な場合、ある人に見えるものが他の人には見えないこともあります。
だからある意味では、どんなものでも見えると言うこともできます。ただし、それがフレームを異にする他者と共有できるか否かは別です。このように、見えるものと見えないものの区別を考えることは、あらゆる表象文化論の起点と言えます。
「術語集」のカテゴリでは、用語の簡略な説明を行っていきたいと思います。
映画・写真・絵画などが、それとして認知される基底を提供するものは一つではありません。フレーム(枠)はその一つです。それは、対象をその外部と区別する境界を形作り、それによってそれはそれとして見えるのです。
言葉や文芸も、実はそうです。言葉の意味は、それを理解するフレームによって、それとして理解されます。フレームが異なれば、意味も異なってきます。極端な場合、ある人に見えるものが他の人には見えないこともあります。
だからある意味では、どんなものでも見えると言うこともできます。ただし、それがフレームを異にする他者と共有できるか否かは別です。このように、見えるものと見えないものの区別を考えることは、あらゆる表象文化論の起点と言えます。
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